>>メッセージ 〜御礼と、2016年度以降の活動に関して〜

日時:2015年9月17日(木)14:00~15:50(5、6限)

場所:二丈中学校多目的ホール

対象:中学1年生69名 大学生12名

授業題目

「大人って何だろう?――ワールドカフェ事前授業――」

概要

二丈中学校の中学1年生の総合的な学習の時間の「生き方」という単元の中で、2015年9月17日(木) の時間に2014年度に引き続き、中学1年生とで「大人って何だろう?」をテーマに中学1年生と大学生とで語り合うワールドカフェを導入として行った。
また、後半は今の自分、未来の自分を見つめ直し、これからの自分の視点や観点を拡げるため、大学生に話をしてもらい、その後、大人について、生きるということに考えるワークショップを実施した。

ワールドカフェの説明

ワールドカフェとはアメリカで開発されたワークショップの手法で、カフェのようにリラックスした雰囲気の中でテーマに集中した話し合いによって参加者同士でのアイディアや情報を共有ができるように工夫されている。
具体的には、あるテーマを基に、グループで話し合い、1人をホストとしてグループに残し、メンバーの組み合わせを変えながら、4~6人単位での小グループで話し合いを続ける。何回か別々の小グループで話し合い、最後に元のいたグループに戻る。
そこで、他のグループで共有してきたことを自分たちのグループで共有して、各グループでどのような話をしたのか全体共有を行う。
その結果、あたかも参加者全員が話し合っているかのような効果が得られることに、その特徴がある 。

目的

①本音で語り合うことで、対話すること、表現することの楽しさ、大事さを学ぶ。
②グループ同士で色々な生き方や価値観に触れて貰い、自分の生き方について改めて考える。
③自分がどのような人間なのか、これからの未来にどのような歩みをしていくのか、考え巡らすきっかけをつくる。

内容

中学生のグループには、思考を深めるきっかけとして、2014年度に引き続き、それぞれのグループで「大人になる前に中学生のうちにやりたいこと」をテーマに考えて貰った。
話が盛り上がってきたところでグループを入れ換えて、同じテーマについて中学生・大学生が入り混じっての語り合うワークを行った。
大学生には「中学生のうちにやっておけばよかったこと」について同じ時間に考えて貰っていた。
次に「大人って何だろう?」というテーマで語り合った。今回は大人について語る時間を十分に持つことができ、グループ同士で価値観を交換し合う機会に繋がった。
前半の最後はどのような気づきがあったのか、参加しての感想などを全体で共有をして、ワールドカフェを終了した。
後半は理想の生き方について大学生を交えながら、自分が大人になって誰といたいか、何をしていたいかを考え、グループで語り合った。
まずはじめに、九州大学の大学院生の福永裕美さんに、中学生の頃と今の自分の歩みについて自身の体験を話して貰った。
理想の生き方については普段、親や仲間同士でも話すことがないテーマだけに色々な気づきや発見があった。
最後は糸島「まち×エネ」プロジェクトが2015年2月に制作した、二丈の地元で働く大人の歩みを伝える『二丈FUTURE』を配り、自分がどのような道を歩むのか地元で働く先輩を通じて考えて貰った。

考察

去年に引き続き、アンケートにて、この授業の感想を聞いたところ、殆どの生徒がこの授業の中で、何らかの発見や気づきがあり、授業への満足度および理解度が高かった。
また、生徒達同士で普段、考えたり、話したりするテーマではないので、班の人達の日頃、知らなかった一面や意見を知ることができたという感想も挙げられた。

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