日時:2014年6月19日(木)14:00~15:50(5,6限)
場所:深江地域
対象:二丈中学校の3年生15名
授業題目
「地域の歴史と文化――地元の歴史をたどるフィールドワーク――」
概要
二丈中学校の3年生の総合的な学習の時間に、まち×エネの福井がガイドを行う形で生徒達と一緒に二丈地域の神社や遺跡を自転車で回るフィールドワークを実施した。
(他に2名の教員が付き添いで授業に参加した)。
目的
この授業の目的は、総合的な学習の時間「地域の歴史と文化」コースにおいて、フィールドワークを通して、地域の史跡を調べることにより、地域の歴史の理解を深めることである。
内容
2014年10月26日の二丈中学校の文化祭でそれぞれのグループが発表するにあたり、実際に現場を見て、そこから自分たちの歴史や文化を感じ取る、きっかけ作りとして今回の授業が用意された。
二丈地域には古代からの遺跡や古墳、江戸時代の参勤交代の街道や宿場などが連続して地域の資源として残っており、実際に現地に立つと豊かな風土を感じることができる。当日は二丈中学校周辺の鎮懐石八幡宮→深江神社→木舟の森の3か所を回った。
その当時に生きた人たちになって考えて貰えるように、筆者は、明治32年のこの地域の地図と『マンガ 日本の歴史』の筆者が選んだページを見て貰いながら、当時と今とでこの地域で何が変わったのか質問を投げかけ、解説をするなどして興味を持ってもらえる用に工夫した。
地域歴史と文化のフィールドワークの授業では生徒達に自分の身近な歴史について改めて興味を持つきっかけをつくることができた。
子どもたちの声
「この深江にも誇れるような歴史があった」という感想が生徒からあげられた。
考察
「フィールドワーク」の授業を受けた生徒達は普段自分たちが当たり前だと考えていた環境からも学ぶ要素がふんだんにあることに気づいていた。
また、授業の中で、生徒達は身近な地域の素材を使って考えることで、自分の足元から自分の考えを展開することができ、今後の調べ学習を考える上での、きっかけを提供することもできた。